【1月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

2020年、よろしくお願いします!

 オリンピックイヤー2020年も明るく穏やかな年明けとなりました。
 今年は十二支の中で第1番目に数えられる子年。動物に当てはめると鼠。鼠はたくさんの子を産むことから繁栄の象徴とされています。2020年、世界の平和と繁栄、そして私たちにとっても幸多き年になることを願ってやみません。
 さて、お正月の風物詩でもある箱根駅伝。今年は最高記録、新記録が続出する中、青山学院が優勝しました。自らの限界に挑み仲間を信じて力強く走り踏み出す全ての選手の皆さんのその一歩に宿る、目に見えない襷の力に感動します。
 ところで、金栗四三さん(かなぐりしぞう 以後敬称略)をご存じでしょうか?
 箱根駅伝の最優秀選手に「金栗杯」が贈呈されますが、この箱根駅伝の提唱者が金栗四三です。また、日本人で初めてオリンピックにマラソンの代表選手として出場した人でもあります。それは1912年、スウェーデンのストックホルム大会でした。その最終日、マラソン競技がスタート。当日は40度近い炎天下。参加選手68人中、完走は37人。死者まで出るデッドレースでした。日本の期待を一身に背負った金栗も、慣れない洋食や白夜による睡眠不足がたたり、25キロを過ぎた辺りで意識不明になりました。近くの農家に助けられ目覚めたときは翌朝になっており、新聞には「日本人選手が行方不明」と…。
 帰国した金栗は4年後のベルリン大会を目標に練習に励み、国内大会で二度も世界新記録を出します。誰もが今度こそ金メダルを期待しましたが、第一次世界大戦が勃発し、五輪自体が中止。次のアントワープ大会(1920年)に出場するも寒さによる足の痙攣で無念の16位。パリ大会(1924年)では金栗は既に33歳、途中棄権を余儀なくされます。結局、金栗はストックホルムのリベンジが果たせず、「悲運のアスリート」と呼ばれるようになりました。現役を引退した金栗は、選手の育成と競技の普及のために全国をかけまわります。箱根駅伝を企画したり新しい練習法を取り入れたりと、金栗の発案で現在の日本のマラソン界へと成長していきます。そんな金栗の名は世界のマラソン界にも知れ渡り、いつしか「日本のマラソンの父」と呼ばれるようになっていました。そのような中、ストックホルムでの途中棄権から50年余り過ぎた75歳の金栗のもとに、ストックホルム五輪55周年記念式典の招待状が届きました。「あなたはマラソン競技で、まだゴールをされていません。あなたがゴールするのをお待ちしております」と。半世紀ぶりに思い出のスタジアムを訪れた金栗に、一本のゴールテープが用意されていました。観客の大きな拍手の中、金栗は走って50年越しのゴールテープを切ったのです。
 「ただいまゴールしたのはミスター・カナグリ。ジャパン。タイムは54年5時間32分20秒3。これでストックホルム大会は全日程を終了しました」
 このアナウンスに、20歳でスタートし75歳でゴールした金栗を世界の人々が称えたそうです。
 子ども達は、失敗を繰り返しながら成長していきます。失敗を恐れずチャレンジする勇気、目の前の課題に立ち向かい努力を続けることの尊さを、日々の園生活での子どもたちの姿、その場面を捉え伝えていくことも私たちの大切な使命と考えます。
 暦の上では新しい年ですが、園での活動は今年度の締めくくりとなる大切な時期を迎えます。全職員、気持ちも新たに全力で子どもたちに寄り添い、支援してまいります。変わらぬご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。


今までのおたよりはこちら

○みどり野幼稚園・未就園児対象園庭開放日○

 毎月の園庭開放に足をお運びいただき、ありがとうございます。
 この先の園庭開放は下記の通りです。どうぞお子様と幼稚園の中で、のんびりと楽しい一時をお過しください。
 事前の連絡は必要ありません。皆様のご来園をお待ちしております。
    <日時> 11月12日(火)・14日(木)動物村を開催
         12月10日(火)
          1月14日(火)
          2月18日(火)
          3月 3日(火)  11月14日以外、各10時~11時


今年度のふたば教室募集要項はこちら

みどり野幼稚園の様子を、写真にてお送りします(写真毎で年度が違う場合がございます)。
クリックすると拡大されます。

花まつり

音楽会

お泊り会

運動会

お別れ遠足

卒園式

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