【10月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

大切にしたいこと,伝えていきたいこと

 朝晩の涼しさに季節の移り変わりを実感する頃となりました。とは言え、日中はまだまだ気温も高く、運動会の練習を終えた子どもたちが、頬を真っ赤にしてお部屋に戻ってきます。10月5日(土)、子どもたちの楽しみにしている運動会がすみれが丘小学校の校庭をお借りして行われます。子どもたち皆が元気にお遊技や競技に思い切り力が発揮できますよう、どうぞお子様の体調管理等、ご配慮いただきますようよろしくお願いいたします。
 さて、私事ですが、先日、秋桜が満開の東北の地を訪れ、みちのくの寺を巡ってきました。日本三景の一つにも選ばれている松島湾を前に鎮座する瑞巌寺では、本殿に続く参道の杉の木が、東日本大震災の津波による塩害で、その両側にあるはずの杉並木が片側だけになってしまっており、傍らには「津波到達地点」と書かれたプレートが立てられていました。ここ松島は、湾に浮かぶいくつもの島に守られ、他の被災地に比べて震災の被害はずっと少なかったそうですが、この光景を目の当たりにし、当時のことが鮮烈な記憶として甦ってきました。
 2011年3月11日に発生した東日本大震災。宮城県石巻市大川小学校では74人の子どもたちと10人の先生が命を落としました。お母さんたちは必至に瓦礫を運び遺体を探しました。そのお母さんたちの手で、大川小学校を見下ろす小高い丘にひまわりの種を蒔いたそうです。そこは、種を蒔いたところで育つかどうかわからない、海水をかぶり塩をたくさん含んだ土でした。しかし、遺族の方々の必死の世話のすえ、その夏、大川小学校の方を向いたひまわりがいっぱい咲いたそうです。なんと、この向日葵、石巻と交流を深めている横浜の学校の花壇でも、夏に大きな花を咲かせ、思いを繋いでいるそうです。
 今、これまでの積み重ねの上に存在する「今」。今回、改めて、過去に学ぶ気持ち・姿勢の大切さ、そして、これからに伝え繋げていくことの大切さを考える機会となりました。
 10月は、運動会が終わると開園記念式、ズーラシアへの遠足、そして、お芋掘りが11月にかけて計画されています。子どもたちの笑顔がさらに輝く充実した10月にしてまいりたいと思います。引き続き、ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。

○10月より自転車損害賠償責任保険等への加入が義務化されます!
 すでにご承知のことと思いますが、自転車利用者(お子様が利用する場合には保護者)に自転車損害賠償責任保険等への加入が10月より義務づけられます。この自転車損害賠償責任保険等とは、他人に対して生命または身体を害した場合に損害を補償することができる保険または共済のことです。自転車の乗り方につきましては、これまでも皆様に注意を促してまいりましたが、未だ危ない思いをしたと言った個人からの連絡や、マンションの管理会社からの電話など、苦情が幼稚園に寄せられています。是非、お子様の手本となる自転車の乗り方を心がけていただきますようお願いします。

【9月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

いよいよ二学期!

 二学期が始まりました。子ども達の元気な可愛い声が園いっぱいに広がり、みどり野幼稚園に活気が戻ってきました。
 長い夏休みはいかがお過しでしたでしょうか。長梅雨のため、ほとんどプール遊び・水遊びができなかった7月でしたが、夏休みに入り梅雨が明けてからは猛暑、酷暑、熱中症と言った言葉を多く目や耳にするようになりました。また、水難事故や山の事故、豪雨による災害が今年も日本を襲いました。最近の不安定な天気に地球規模の環境問題を重ね不安が募ります。暦の上では既に秋。夜、耳を澄ますと聞こえてくる涼やかな虫の声に、季節の移ろいを感じる今日この頃です。
 幼稚園の夏休みは、年長組の「お泊まり会」がありました。ホームページでお知らせしてありますように、雨が心配される中ではありましたが、上手にその合間を縫うようにして、全てのプログラムを行うことができました。ホールでのクラス対抗ゲーム、園庭でのスイカ割り、キャンプファイヤー、花火・・・。元気いっぱい楽しみました。とは言え、大好きなお家の方と離れてのお泊まりにドキドキ・・・。また一つ、行事を通して自分を越えることができた子どもたちです。大きな自信となったことでしょう。また、8月31日(土)には「みどり野夏祭り」が予定されています。今年初めての企画です。ご家族揃ってご来園いただき、皆さんとともに盛り上げてまいりたいと思います。この夏最後の楽しい思い出としていただけたら幸いです。
 さて、皆さんはこの夏、夜空に大輪の花を咲かせる花火をご覧になりましたか。
 花火と浴衣、そして団扇というと、日本の夏の風物詩ですが、最近では外国のお祭りやスポーツイベントなど様々な式典にも日本の花火が彩りを添えて雰囲気を盛り上げているようです。それだけ日本の花火が世界に認められていると言えます。我が国の花火職人さんの伝統の技術、かき立てる創作意欲、いくつもの工夫を重ね丁寧に時間をかけ、粛々とつくり上げられてきた文化、それが、今日の素晴らしい日本の花火となっているのですね。
このような花火職人さんの姿に、子どもの健やかな成長を願う保護者の皆様や私たちの姿が重なります。子どもたちを愛すればこそ、親身になり寄り添い、あの手この手と工夫を重ね、励まし、自信をもたせていく・・・。この努力の積み重ねのその先に、子どもたちそれぞれの色や形の大輪の花が輝くのではないでしょうか。
 二学期は大きな行事、イベントが待っています。子どもたち一人ひとりが様々な場面で、自分の持てる力を発揮し、友だちと豊かに関わり合いながら、充実した楽しい園生活が送れますよう努めてまいります。二学期もご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 おしらせ:☆改修工事:園舎の内壁の一部を張り替えました☆
 エントランスや階段の壁に描かれた動物たちが子ども達を迎えます。

【7月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

褒めること 厳しくすること

 6月20日、園庭にプールを設置しました。すぐにでも水遊び・プール遊びをしたい子ども達。みんなの思いが天に届いてプール日和となってくれるとよいのですが、まだまだ梅雨の最中、はっきりしないうっとうしい日が続きます。一方、この時季、雨に映える紫陽花が目を楽しませてくれています。紫陽花は日々色を変え、植えられた土壌によっても色が変わるので別名「七変化」、中国語では「八仙花」とも言われています。学名である「hydrangea」は「水の器」と言う意味のギリシャ語に由来しているとのこと、雨との相性がよいことも頷けます。その紫陽花もそろそろ盛りを終えるころでしょうか。年長さん、年中さんのお部屋を飾る子ども達の作った色とりどりの素敵な紫陽花は、今もこれからしばらく満開です。
 さて、品川アクアスタジアムのカマイルカ“ラッキー”をご存知でしょうか。かつて、「跳べないイルカ」として新聞や雑誌などで取り上げられてから、一躍人気者になったイルカです。すでに亡くなってから十年も過ぎており、記憶に残っていらっしゃる方も少ないかもしれません。
 当時、同館では唯一のオスのイルカであった“ラッキーくん”は、一番の怖がりで運動が大の苦手、パフォーマンスをなかなか覚えられませんでした。ジャンプというと、水族館にいる他のカマイルカの半分ぐらいの高さしか跳べません。ジャンプだけではなく水中での動きも鈍く、初めは絶望的だったそうです。そこで、トレーナーの土屋さんは、他のイルカのとき同様、それ以上に、演技ができないときは厳しく接しご褒美も与えずトレーニングに励んだそうです。しかし、“ラッキー”はいっこうに進歩せず・・・。悩み抜いた土屋さんは、少しでも進歩すれば褒めたり励ましたりするトレーニング方法に変え、褒めて褒めて育てたのだそうです。少しずつ少しずつ、あゆみは遅いかも知れませんが進歩していく“ラッキー”の、その諦めたり嫌がったりせずに頑張る姿に注目が集まり、観客の温かい後押しと本人の努力もあって、一躍人気者になったのだそうです。
 その土屋さんがおっしゃっていました。「何でも褒めればいいというわけではありません。あるレベルに達していなければ褒めません。厳しくするときは厳しく、褒めるときは褒める。その割合は個々のイルカによって違いますが、そんなめりはりが何に対しても大事なんじゃないかと思います」と。
 褒めること、厳しくすること、どちらも大切です。子ども一人ひとりの特性に合わせて、この二つをうまく使い分け、子どものよりよい育ちを見守っていきたいですね。
 7月2日(火)には、子ども達の願いのこもった手作りのお飾りが笹いっぱいに飾られた大竹に見守られながら、七夕音楽集会が行われます。自由遊びの時間にも進んで楽器を手にしている子ども達ですが、苦手意識をもった子も当然います。一つ一つの行事を乗り越えた先に見られる子ども達の成長した姿を信じて寄り添いながら導いてまいります。どうぞ、ご家庭でも当日を楽しみに迎えられるよう、励ましの言葉を掛けてあげてください。
 今後とも皆様方のご支援,よろしくお願い申し上げます。

【6月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

大きく大きく育て

 5月は個人面談、親子遠足、保育参観・学級懇談会・・・と、次々と続く様々な行事にご協力いただきありがとうございました。大型連休後、慌ただしくしている間に、すっかり木々の緑も濃くなり、初夏を感じる頃となりました。
 子どもたちも、入園・進級から2ヶ月が過ぎ、個人差はありますが、幼稚園の生活や新しいお部屋やお友だち、そして、先生や園職員にも慣れ、明るい声が園舎いっぱいに響いています。表情もやわらかくなり、少しずつ自信がもてるようになってきた年少さん。お友だちも増え、夢中になって遊び、活動する年中・年長さん。日々成長する子どもたちの姿を見ることができるのも、保護者の皆様の協力、応援があってのことと有り難く思っております。併せて、みどり野サポーターズにも多くの皆様にご協力の登録をいただき、大変心強い思いをいたしております。これまでの長きにわたり、絶対的組織として幼稚園運営に全面的にご支援をいただいておりました「みどり野父母の会」が、「みどり野サポーターズ」に形を変えての初年度、少しでも保護者の皆様の負担が軽減でき、サポーターズとして協力してよかったと思っていただけるよう、園としても試行錯誤しながら「みどり野サポーターズ」のよりよい形を模索してまいりますが、ご意見を伺いながら、皆様とともによりよい形に育ててまいりたいと思っております。どうぞお力添えのほどよろしくお願いいたします。
 さて、今年も本館玄関前に年長さん達の植えた夏野菜がすくすくと育っています。濃い味トマト、甘くて美味しい黄金のトマト、ミニトマト「こあまちゃん」、幻のきゅうり、そして、ナス・・・。年長さんのお世話で、きっと美味しい実をたくさんつけてくれることでしょう。
 また、空き箱を片手に虫探しに夢中の男の子達。虫の名前や何を食べるかなど、図鑑で調べる姿も見られます。「?」をそのままにせず自分で解決していく姿は、求めていきたい価値ある学びの姿です。今後とも子ども達が夢中になって遊び、活動する姿を求めていくとともに、遊びの中での子ども達の様々な発見や気づきを大切に、次に繋げ重ねていく指導に努めてまいりたいと思います。
 6月1日は衣替えです。3日(月)には、爽やかなブルーグレイの夏服に着替えた子どもたちの可愛い姿に会えるのも楽しみです。20日には園庭にプールが設置され、21日からプール遊びも始まります。子ども達の園での様子はホームページに順次アップしてまいります。ご覧になっていただけたら幸いです。

【5月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

若葉輝く五月

 子どもたちの入園進級を迎えてくれた満開の桜も、葉桜にその姿を変え、今、園庭の鯉のぼりが子どもたちを迎えています。早くも若葉の輝く季節となりました。 園では早速お弁当が始まり、園内・園庭巡りも終わって、元気に外遊びを楽しむ子どもたちが多く見られるようになってきました。先生やお友だち、幼稚園のお部屋など、新しい環境にも少しずつ慣れてきたところです。ご家庭でのお子様の様子は如何ですか。焦ることなく、集団生活に慣れ安心して過ごすことができるよう、ご家庭と園と連携を密に図り、その子に合ったよりよい支援に共に努めてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いします。
 さて、今年は10連休と言った大型連休が控えています。子どもたちにとって、お家の方と一緒に過ごすことのできる幸せな楽しい連休となることでしょう。一方で心配もあります。せっかく定着してきた生活リズムです。『早寝早起き朝ご飯』など、連休明けも元気に登園できますよう、ご配慮をお願いいたします。5月からは園の活動も本格的になります。給食も始まり全日保育も始まります。個人面談、保育参観、親子遠足、花祭りなど、行事も盛りだくさんです。年長中さんは「みんなでABC」も始まり、年少さんは担任と違う先生との初めてのお歌の時間「うたいましょう」も始まります。
 保護者の皆様には、園の行事にお出掛けいただくことが度重なります。どうぞ、「みどり野サポーターズ」のご登録も併せて、ご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。
  

【4月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

新たな春

 寒い冬を耐え、今年もまちの桜が見事に花を咲かせました。
 サクラの名前の語源については諸説ありますが、蕾がもうこれ以上待ちきれなくなって皮を破って外に現れ花が咲く。この「咲く(サク)」に、花達という意味の「ラ」をつけたと言われています。そんな春をはちきれんばかりのエネルギーをもって、皆、元気に登園し、新年度を迎えることができました。
 保護者の皆様、お子様のご入園、ご進級おめでとうございます。本日、お母様の手をしっかり握りしめながら可愛い年少さん66名が新たな一歩を踏み出しました。そして、年中さん6名、年長さん6名を新たにみどり野幼稚園の仲間に迎え、各学年4クラス、全園児263名で平成31年度がスタートいたしました。
 春、別れと出会いの春。
3月の卒園式には、ご来賓の方々のご臨席を賜り、多くの保護者の皆様に温かく見守られ、74名の卒園生がみどり野幼稚園を巣立っていきました。担任の呼名に元気に応え、ドキドキしながらも、全員立派に修了証書を受け取りました。その姿は、 (み)んなにやさしい心をもち、(ど)んなときも明るい笑顔で、(り)っぱにやりぬき、(の)びのびと遊び学ぶ中で育まれた、まさに、本園で目指す子どもの姿でした。職員一同、卒園生のこれからが希望に溢れるものであることを心より願っています。
 また、今年度より、保護者の皆様には「みどり野父母の会」に替わり「みどり野サポーターズ」として、ご協力をいただくことになりました。子どもたちにとって楽しい園生活となるためにも皆様の全面的な協力、応援が必要であることは言うまでもございません。どうぞ、「みどり野サポーターズ」にご登録いただき、お力をお貸しくださいますようお願いいたします。
 さて、職員組織も新たになりました。職員一同、また新たな気持ちで、子どもたちの健やかな成長を願い、充実した幼稚園活動が実現できますよう一丸となって努めてまいります。本年度も、保護者の皆様のご理解、ご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

【3月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

卒園、進級を前にして

 弥生三月。明るい陽射しが遠くない春の訪れを感じさせます。弥生とは草木が「いよいよ生い出る(勢いよく成長する)」という意味の「いやおい」が語源とも言われています。
 本年度も残すところ一ヶ月。保護者の皆様をはじめ、たくさんの方々のご支援ご協力をいただき、実り多い一年が終わろうとしています。職員一同、心からお礼申し上げます。
 みどり野幼稚園の朝、「おはよう」「おはようございます」の子ども達の元気な声が響きます。そして、登園に付き添ってくださるお父様、お母様とも交わす「おはよう」、この挨拶の一言が、春風のようなあたたかさと爽やかさをもたらしてくれます。「あいさつ」は「人生のパスポート」と言います。この「あいさつ」に笑顔が添えられたら、それはまさにゴールドパスポート。心と心が通い合う素敵な関係が生まれるはずです。
 明るい挨拶の交わせる温かな家庭や地域とともに、心優しい思いやりのある子の育ちを見守ってまいりたいと思っております。

 さて、2月8日(金)、年長さんとお別れ遠足に出掛けてまいりました。年長さん74名全員で「はまぎん宇宙科学館」で不思議な体験を楽しみ、港を一望できる「メルパルク」でスペシャルランチをいただき、「マリーンルージュ」に乗って横浜の港を巡りました。
 全担任とドライバーとで付き添い、成長した年長さんの姿をしっかり目に焼き付けてまいりました。素敵な思い出のページをまた1ページ皆で重ねることができました。
 そして14日(木)、年長さんだけのお楽しみ給食、さらに3月7日(木)には、全園児で「お別れ会」を開きます。年中・少さんから感謝の気持ちを届けます。日一日と年長さんが園を巣立つ日が近づいています。
  また、2月21日(木)、22日(金)には、年中さんの「お店屋さんごっこ」が行われました。「いらっしゃいませー」「これ、いかがですか」の元気な声に誘われて、私も焼きそば・ジュース・チャーハン・カップケーキ・スマートフォン・ネックレス・チョコバナナにイチゴ飴と、可愛い店員さんからたくさん買わせていただきました。
 どれも、豊かな創造力とこれまで身に付けてきた力をフルに発揮しながら作られた物ばかり!買い物に訪れた年少さんも、温かく迎えてくれる年中さんと工夫の凝らされた品物を前に大喜び。この子ども達の姿がとても眩しく映り、この一年の成長をしみじみ思う一時となりました。

 最後になりましたが、本園の子ども達を温かく見守り続けてくださり、園の活動に多大なご支援の手を差し伸べてくださった皆々様に、改めて心より感謝申し上げます。

【2月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

大切にしたい物

 厳しい寒さが毎日続いておりますが、明るくなってきた陽差しや目にする梅の開花に、着実に近づく春の訪れを感じるこの頃です。日頃より園の諸活動にご理解ご協力をいただきありがとうございます。

 ご心配いただいているインフルエンザですが、園全体での急激な増加はないものの、クラスを替えて学級閉鎖を余儀なくされるなど、まだまだ安心できない状況です。
 引き続き感染予防に取り組んでいただくとともに、区福祉保健センターよりいただいたご指導のもと、兄弟姉妹、ご家族の方が感染されている場合は、無理をさせず早めに身体を休ませてあげていただきたいと思います。お子様の体調へのご配慮をどうぞよろしくお願いします。

 さて、園では昨年末から日本の伝統文化に係る行事に積極的に取り組んでいます。
 暮れには、事前に餅米を観察し、当日、蒸籠で蒸された餅米の湯気と香りを楽しみ、実際に餅つきを体験しました。そして年明け、子どもたちの新しい年に思いを込めて製作した干支の絵馬や獅子舞、羽子板とだるまの作品が掲示されたそれぞれのお部屋で、思い思いにかるた・双六・独楽回し、また羽根つきに興じ、お正月遊びを楽しみました。
 さらに、先日、笠はやし保存会の方にご来園いただき、年中・年長組さんを前に、五人囃子の響きとともに、獅子舞やお亀・ひょっとこ踊りを披露していただきました。年中さんが獅子舞の制作物に取り組むにあたり、担任から獅子舞の話を聞いたのでしょう。過日、話しかけてきた年中男児の「本物の獅子に会ってみたい」「獅子に頭を噛まれみたい」と言った思いに応えることができました。
 当日、年中の女児数人に怖い思いをさせてしまいましたが、我も我もと獅子に頭や手を差し出し噛んでもらおうとする子や、おかめ・ひょっとこに自ら進み寄り触れてもらおうとする子どもの姿が見られ、一年の幸せや元気を願う賑やかな一時となりました。
 1月31日(木)には、新しい春を迎える立春を控えて、悪い鬼や疫病の神を追い払い、一年の無事を祈って豆をまく日本の伝統的な行事「豆まき」が行われます。節分の習わしに則り、園庭に柊、鰯の頭を施し、ドライバーさんが鬼に扮し、子どもたちが豆をまきます。

 グローバル化が加速度的に進展している現在、次代を担う子どもたちには、日本の文化伝統に誇りをもち、他国の方々にも自信をもって我が国の文化伝統を語り伝えることのできる人になってほしいと思っています。

【1月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

明けましておめでとうございます

 今年の十二支は、最後に数えられる12番目の亥年。猪肉は栄養価が高く病気予防になることから、猪は無病息災の象徴、また、目標に向かって猛進していく人を助ける「火之神の化身」とされているそうです。
 過日、二学期終業式で、年少さん二人が逆上がりを披露してくれました。全園児を前に物怖じすることなく堂々と逆上がりを見せてくれた年少さん二人に、みんなから大きな拍手が送られました。ホールいっぱいに響く拍手、その拍手は頑張った二人への称賛にとどまることなく、自分も何かに挑戦してみようといった熱い思いの込められたものに聞こえました。
 さて、亥年の今年、子ども達はそれぞれに、どのような目標を掲げ、頑張る姿を見せてくれるのでしょうか。私も皆様とともに、子ども達の笑顔がさらに輝くよりよい幼稚園づくりに猛進してまいりたいと思います。

 ところで、1968年メキシコで行われたオリンピック、陸上男子マラソンで銀メダルを獲得された君原健二さんが次のように語られていました。


 マラソンは42.195キロの競技である。自分のもてるエネルギーの全てをこの距離に投入する私は小学校の頃からどの教科をとっても成績はよくなかった。自分はダメな人間だと思い、劣等感をもって生活していた。スポーツも取り立てて得意ではなかったが、中学二年の時、友達から駅伝クラブの入部を勧められた。断る勇気もなく入部。高校では全国大会の予選に出た。大きな喜びだった。
 そして昭和34年、思いがけずマラソンで有名な八幡製鉄に入社。しかし、成績は伸びず、マラソンをやめようと思う毎日だった。でも、マラソン関係者に恩を受けていたので、恩返しをするために、私は練習で他人より一周多く走り続けた。できるだけアウトコースを走った。走り続けて辛くなってくる。やめることもできる。でも、少しだけ、あと一周だけ我慢しよう。もう少し、あともう少し……。よい結果が出ても、もう少し工夫してみよう……あともう少し……。
 そうしていく中で、少しずつ成績が伸び、一年、二年と経ち、夢にも見なかったオリンピックに出場できた。


 少しだけ、少しだけの努力の積み重ねが、劣等感をもった少年を世界の君原に成長させました。「将来」と言うとずっと先のように感じますが「将来の夢」その実現は、一日一日の過ごし方、いいえ、「今」、そこでのもう少しの努力、その少しずつの積み重ねが夢の実現に確実に繋がっていくものと、改めて考えさせられます。
 今、人格形成の基礎をつくる重要な幼児期にある子ども達。この子ども達にとって幅広い学びの場を通した豊かな体験・経験こそ大切であると言えます。全職員、気持ちも新たに、価値ある体験や経験の保障に向けて、子ども達に共感的姿勢で温かく関わり力を尽くしてまいりたいと思います。

 2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

【12月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

子どもの今を見つめて

 はらはらと冷たい風に舞う様々な色の葉が、路地を美しく錦に織り染める頃となりました。園庭では友だちとボールゲームに夢中になって遊んだり、裸足になって登り棒に挑戦していたりと元気に遊んでいるみどりっ子たちですが、一方で、嘔吐による欠席や園で体調を崩す子ども達が多く見られた先月でした。子ども達の様子については、随時、園医としてお世話になっている「ほしの小児クリニック」の星野千代江先生にご相談させていただいております。園でも「手洗い・うがい」の励行に努め、職員で部屋や廊下、階段、トイレ等の消毒を行いました。現在、欠席も少なくなってきておりますが、引き続き、注視してまいりたいと思います。ご家族の皆様におかれましても、これからの季節、どうぞ体調に十分お気を付けいただき、ご自愛いただけたらと存じます。

さて、今年も残すところひと月となりました。子ども達の日常に、成長した「今」を垣間見ることができます。先日、流しで出会った歯磨きをしていた子に、うなずいてくれるだろうと軽い気持ちで「元気?」と声をかけたところ、「うん、うがい、てあらいしているからね」と、自信たっぷりに自らの体を気遣い語る姿がありました。

 また、年中組の数人の男児が園庭でボール遊びを楽しんでいたときのことです。突然、その中の一人が納得できない様子で固まってしまいました。丁度その場に居合わせた私は「どうしたのかな?」とだけ投げかけ、子どもたちに任せてみることにしました。
 再びその場に戻ると、何もなかったかのようにみんなで元気に一つのボールを追う子どもたちの姿がありました。
 自分たちで問題を解決し、友だちと心を通い合わせる心地よさに仲間意識を高めた子どもたちの交わす笑顔が、爽やかに輝いていました。

 さらに、先日の「勤労感謝の集い」を終えた連休明け。ある女児が、担任に「いつもありがとう」と、手作りの指輪をプレゼントしたそうです。この子の豊かな感情の育ちと自らの気持ちを伝えようとするその姿は、担任にとって何よりものプレゼントとなったことでしょう。

 園では、幼稚園教育要領に示されている、幼稚園教育で育みたい力や幼児期の終りまでに育ってほしい姿(①健康な心と体 ②自立心 ③協同性 ④道徳性・規範意識の芽生え ⑤社会生活との関わり ⑥思考力の芽生え ⑦自然との関わり ⑧数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚 ⑨言葉による伝え合い ⑩豊かな感性と表現)を、園での生活のあらゆる活動の場を通して大切に育んでいます。
 幼児期は、友だちとの協調性、やりとげる力や意欲、社会性などの非認知能力を育むことこそ大切であると言われ、その後の学力の伸びに大きな違いが認められたとの調査結果も報告されています。

 いよいよ音楽会が迫ってまいりました。どのクラスも発表に向けて気持ちを高め、一生懸命練習に励んでいます。保護者の皆様におかれましては、発表会当日に見られる子どもたちの姿だけでなく、育って欲しい10の姿に照らし、発表までの過程で身に付けてきた力にまで思いをめぐらせていただけたら幸いです。

 最後になりましたが、平成30年にいただきました保護者、地域の皆様のご支援に心より感謝申し上げ、本年の締めくくりといたします。新しい年もどうぞ温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 来る年が、皆様と子どもたちにとって、よき年となりますように。

【11月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

実りの秋 本番

 朝夕の冷え込みが増してまいりましたが、秋らしい爽やかな秋晴れの日の高い高い青空や、澄んだ空気が気持ちのよい頃となりました。

 さて、10月6日の運動会では、保護者の皆様にいろいろとご協力をいただきまして、大変ありがとうございました。前日まで天候が心配されましたが、当日は眩しいほどの日射しの差す中、皆様のおかげで、子どもたちは力を出し切り、運動会を精一杯やり遂げることができました。私にとって初めての幼稚園の運動会。小学校とは違い、保護者の皆様と共につくり上げていく運動会であることを実感いたしました。
 この大きな行事をやり遂げ、さらに自信をつけた子どもたちは、早くも来年度の運動会種目に関心が高まり、年少さんは玉入れも挑戦。年中さんはクラス対抗リレーに闘志を燃やしていました。
 これも、運動会当日、年長さんが見せてくれた精一杯表現する姿、クラスの友だちと気持ちを一つに最後まで諦めずに一生懸命走り切る姿を目の当たりにした感動や憧れが、年中・少さんの気持ちを突き動かしているのではないでしょうか。そして、これこそが、みどり野幼稚園の伝統を引き継ぎ発展させていくものと信じています。

 また、10月22日は、秋晴れの中、年少さんと園バスに乗って村田農園まで芋掘りに行ってまいりました。一人2株、地中にどっしりと居座っているサツマイモに子どもたちは悪戦苦闘。顔が隠れるほどの大きなお芋を、顔を真っ赤にして掘り起こし誇らしげにアピールする子や、小さな可愛らしい赤ちゃん芋をやさしく手の平に包み大切に見せてくれる子など、土の臭いや感触をたっぷりと直に味わったこの体験は、子どもたちにとって大切な宝物となって心に刻まれたことと思います。年長さんは26日に、年中さんは予備日の30日にお芋を掘ってきました。秋の実りを、どうぞご家族で味わい楽しんでください。

 一方、父母の会主催の「みどり野まつり」が、お祭り委員の皆様の半年にわたるご尽力により、28日(日)に開催されました。子どもたちにワクワク気分を味わい楽しんでもらおうと、委員のお母様方による手作りの様々なゲームや遊びを、職員も子どもたちと一緒になって堪能させていただきました。計画から準備・運営に至るまで、お祭り委員の皆様、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 今、子どもたちもまさに実りの秋。これら様々な体験を通して、目に見えるものだけでなく、目に見えない内面においても大きく成長している子どもたちです。11月も遠足、一日動物村、勤労感謝の集いなど、子どもたちにとって楽しいことが沢山待っています。
 それぞれの行事や活動を通して、幼稚園教育として育んでいくべき力を意識しながら、子ども一人ひとりに寄り添い指導につなげてまいります。

 皆様のご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

【10月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

活動が促す子どもの成長

 高い空に浮かぶ雲や朝晩の涼しさに、確かな秋の訪れを感じる頃、9月24日の見事な『中秋の名月』に、一層、秋の気分を味わう一時をいただきました。皆様のお宅でもお月見を楽しまれたのではないでしょうか

 さて、幼稚園では、10月6日(土)の運動会に向けて、各学年クラスともに練習や準備に力が入ってまいりました。しかし、園バスで訪れる広い公園での練習も、空模様を気にしながらであったり、外での練習を諦めざるを得なかったりと、天気に悩まされた9月でした。
 そのような中であっても、運動会に向けての期待に胸を膨らませ気合い十分のみどりっ子たち。教室をいっぱいに使いながらのお遊戯や玉入れの練習等、パワー全開で取り組んでいます。きっとこの先、素晴らしい秋晴れが子ども達を待っているに違いありません。

 また、横浜市の教育施策の一環「幼保小連携事業」の研究指定を受け、年長さんとすみれが丘小学校の子ども達との交流も今年で3年目を迎えました。1年生との交流に引き続き、先日は5年生の子ども達が園を訪れました。ホールを埋め尽くすほどたくさんのカラーコップや、何箱もの段ボール箱に詰め込まれた蛍光塗料で彩られた割り箸を使って、年長さんと5年生とでグループを組んで造形遊びを楽しみました。
 園では一番上の学年として、日頃、年中少さんのお兄さんお姉さんぶりを発揮している年長さんも、この時ばかりは、5年生のお兄さんお姉さんの優しさにとっぷり浸り甘えながら、安心して鮮やかな色の世界に身を置き、活動を楽しむことができました。

 このような実体験こそ、子ども達の心や身体を成長させる大切な機会と言えます。特に、運動会をはじめとする一つ一つの行事、その過程での体験、経験が子ども達を大きく成長させます。これら大切な機会を逃すことなく、一人ひとりの成長に繋げていくことができるよう、職員一同、力を尽くしてまいります。

 どうぞ今後ともお力添えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

【9月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

待ち遠しい秋

 いよいよ二学期が始まりました。子どもたちの元気な顔がそろい、子どもたちの可愛い声が園いっぱいに広がり、みどり野幼稚園もすっかり活気を取り戻しました。
 長い夏休みはいかがお過しでしたでしょうか。今年の夏は実に暑い夏でした。連日のように熱中症警戒の報道が流れ、体温より高い気温を日本各地で記録するなど、また、小学校のプール学習が水温の上昇に伴って中止となるのも例年にない出来事でした。そんな夏休み、ご家族でたくさんふれ合われ、様々な人や物との出会いを通して、身も心も大きく成長されたのではないでしょうか。どんな経験も子ども達にとって貴重な学びとなったはずです。暦の上では既に秋。幼稚園の本館玄関に置いてある飼育ケースの中では、鈴虫が涼やかな鳴き声を響かせています。秋の涼風が待たれる今日この頃です。

 さて、幼稚園の夏休み行事も、天候に恵まれ、無事に終えることができました。一学期終業式の翌日には、年長組の「お泊まり会」がありました。登園時、どことなく不安げな様子の年長さんでしたが、みんなが揃うとエンジン全開。ホールでのクラス対抗ゲームに燃え、スイカ割り、キャンプファイヤー、花火など、全てのプログラムを元気いっぱい楽しみました。フィーバーした疲れもあったのでしょう。教室一面に敷かれたお布団に、可愛いパジャマ姿ではしゃぎながらも、いつの間にか夢の中。お友だちと一緒のいつもと違う夜を過ごしました。翌日は、昨夜のキャンプファイヤーで火の神と水の神から頂いた巻物のヒントをもとに、グループの友だちと夢中になって宝探しを楽しんだ子どもたち。この会をやり遂げ、また一回り大きく、逞しくなった年長さんでした。
 また、年中年少組の「夕涼み会」も、夕方とは言え暑い中でしたが、可愛い浴衣や甚平姿の子ども達が、太鼓の音にのって、お家の方と一緒に笑顔いっぱいに踊る姿が微笑ましく素敵でした。その他のゲームも楽しんでいただけましたでしょうか。ご家族の皆様のご参加、ご協力、本当にありがとうございました。そして、夏休み最後の週の夏季保育にも、各クラス、たくさんの子ども達が参加してくれました。水遊び・プール遊び、また、友だちとのふれあいの時間を思い切り楽しんでいました。

 今日から、新しく2人のお友達を迎えての二学期です。多くの行事が待っています。一つ一つの行事を通して成長する子ども達の姿を大切に、充実した園生活となるよう教育活動をすすめてまいります。
 今学期もご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

【7月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

子どもたちの夏

 いよいよ7月。『水遊び・プール遊び』が6月25日から始まりました。22日の『プール開き』では、安全に楽しい水遊びができるようにと、子どもたちと大切なお約束を確認しました。早く水遊びがしたくてたまらなかった子どもたちにとっては期待外れ?で水遊びは後日にお預けでした。
 でも、その分までプール初日の25日は真夏日を思わせるプール日和となりました。年少さんは丸プールと可愛いビニールプールで水遊び。水の中を歩いて水に慣れたところで先生から水をかけられて「キャー!」。サークルの中の兎も何事かとビックリ!また、年中・年長さんは四角いプールでプール遊び。容器に水を入れては水の飛ばしっこを楽しむ年中さんや、先生と水のかけっこをして大はしゃぎの年長さんなど、水しぶきとともに子どもたちのキラキラ輝く笑顔と歓声に包まれたプール初日の一日となりました。

 また、七夕音楽会に向けて、リズム楽器の音や太鼓の音が年中さん、年長さんのお部屋から聞こえてきます。先生の素敵なピアノ伴奏にのって子ども達が気持ちを一つに音を重ねて楽しんでいます。6月のお誕生日会の先生からのプレゼント「楽器当てクイズ」では、みんな大盛り上がり。毎日、楽器の音に親しんでいるからでしょう。楽器の音を聞いただけで、子ども達は楽器名を見事に当てていました。
 今年は7月3日に七夕音楽会が開かれます。年少組は歌と手遊び、年中組、年長組は歌と合奏です。年長さんは使う楽器の種類も多く、お互いの音を聴き合いながらの練習に熱が入ってきています。今から子ども達の演奏が楽しみです。

 今年の夏も暑くなりそうです。そろそろ楽しい夏の計画を立てられているご家庭もあるのではないでしょうか。幼稚園でも夏だからこその楽しい行事を今年も予定しています。

 どうぞ、元気に楽しい夏休みをお過ごしください。

【6月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

子どもたちを見つめて

 この5月は大型連休に始まり、個人面談、幼稚園の給食、父母の会総会、親子遠足、保育参観・学級懇談会……と、次々と続く様々な行事に慌ただしくしている間に、すっかり木々の緑も濃くなり、初夏を感じる頃となりました。
 保護者の皆様には、日頃より様々な幼稚園行事に惜しみないご協力をいただき、誠にありがとうございます。

 さて、お子様が入園・進級されて2ヶ月が過ぎようとしています。5月は、お子様の幼稚園生活の姿に接する機会が多くありましたが、集団の中で過ごす様子はいかがでしたでしょうか。実は私にとって、朝、お家の方や子どもたちと「おはよう」の挨拶を交わす時間が、関わることのできる大切な場となっています。
 最近では、お子さんの登園に際しての不安に寄り添ってくださっているお母様や、毎朝、「大丈夫!」とお子さんの背中を押してくださっているお母様のお話なども伺うことができ、ご家庭と園との連携の大切さを改めて実感する貴重な場ともなっています。

 本館玄関前に年長さん達の植えた夏野菜がすくすくと育っています。今年は、キュウリ、ミニトマト、ナス、パセリ、エダマメ、イチゴのお世話をしています。キュウリに触った男の子が思わず「痛い!」と声を上げていました。野菜のお世話を通して、色や形の変化に気付いたり、手触りや香りを通して驚いたり発見したり、自分たちが育てた野菜を食べてその美味しさに感動したりする中で、食べ物への関心や愛着を一層深めてもらいたいと思っています。

 また、年少さんは、友だちのしていることに興味をもち、数人で遊ぶようになってきました。このつながりを大切に子どもたちの成長を見守ってまいります。
 さらに、遊ぶ場を気の合う友だちと一緒になってつくっては遊んでいる年中さん。しっかり自分の思いを伝え合うこともできるようになり、時にそれぞれの思いを通そうとしてぶつかり、トラブルが生じることも……。これも大切な成長の一場面。子どもたちそれぞれの葛藤の過程を大切に見守るとともに、自分たちで解決していく場をそれぞれの思いを受け止めながら支援してまいります。「思い通りにばかりいかないこと」や「我慢すること」、これらの経験の積み重ねこそ、子どもたちの行動や情緒の安定に繋がります。

 さあ、6月は衣替えです。子どもたちの可愛い夏服姿が楽しみです。また、園庭にプールが設置され、プール遊びも始まります。今から子どもたちの歓声が聞こえてくるようです。

【5月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

緑の風を感じて

 風の音、草花の香り、そして、木々の息吹までが聞こえてくるような清々しい季節となりました。今年も鯉のぼりが、園児達を愛しみ見守ってくれているかのように園庭の中空を悠々と泳いでいます。また、267名の園児それぞれがつくった可愛いらしい鯉のぼりが、園内いっぱいに泳いでいます。今月もこの鯉のぼりに負けない元気な子どもたちであって欲しいと願っています。

 さて、入園式から3週間が経った年少さん。少しずつ新しいクラスやお友だちにも慣れ、一つ一つ幼稚園生活を楽しみながら、体験し、覚えているようです。その様子は、当然、一人ひとり違います。焦ることなく集団生活に慣れ安心して過ごすことができるよう、その子に合った支援に引き続き努めてまいります。どうぞご安心ください。
 また、進級した年中、年長さん。園の生活に慣れていることと思いますが、教室やクラスの友だちも変わり、ストレスも感じていることでしょう。お家に帰って甘えることも多くなっているのではないでしょうか。どうぞ、大きな心で受け止め、少しの時間で構いませんので「ギュッ」と抱きしめてあげてください。何よりもの「栄養」となります。少々嫌なことがあっても、それを乗り越えることのできる「たくましい心」を共に育んでいけたらと思っています。

 楽しみにされている連休が終わると、園の生活も本格的になります。給食の開始、個人面談、保育参観、親子遠足など、たくさんの行事が待っています。特別活動「みんなでABC」 も始まります。保護者の皆様には15日(火)の「父母の会総会」を含め、園にお出かけいただくことが多くなります。どうぞお力添えのほど、よろしくお願いいたします。

【4月号】

みどり野幼稚園長 黒崎一枝

“ほんとうの自分”=『より良い自分』

 お子様のご入園、そしてご進級、おめでとうございます。
 今年度は例年になく桜の開花が早く、満開の桜の中での入園・進級式とはいきませんでしたが、緊張に頬を桜色に染めた年少児のみなさん90名を迎え、また新たに入園されたお友だちも含め、年少組5クラス、年中組4クラス102名、年長組3クラス71名、全園児263名の12学級編成で、平成30年度のみどり野幼稚園が新たにスタートいたしました。
 そして私、横浜市立小学校長を経て、前園長の井田侑子先生の後を受け、みどり野幼稚園長に赴任いたしました黒﨑一枝(くろさき かずえ)と申します。今日まで本園の礎を築いてこられました、園長はじめ教職員の皆様への感謝の気持ちを胸に、今年度も職員一同、新たなメンバーを加え気持ちを一つに、子どもたちのよりよい育ちに向けて力を尽くしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、数学者であり大道芸人でもあるピーター・フランクルさんは、「人生の目的は?」の問いに対して次のように答えられたそうです。

 「ぼくにとって人生最大の目的は、“ほんとうの自分”を見つけることです。」
 そして、次のように話を続けられました。
 「“ほんとうの自分”とは、何もしていない何も努力しない『素の自分』ではありません。『よりよい自分』です。」と。

 “ほんとうの自分”、それは自分ひとりで考えていてもなかなか見つかるものではありません。様々な人やものとの出会い、様々な経験・体験を通してこそ、そこに見えてくるものがあるのではないでしょうか。私も可愛い園児の皆さんと、たくさん遊びたくさん関わりながら、ほんとうの自分を見付けてまいりたいと思います。

 本園で大切にしている「子どもに豊かな情操を育む教育」は、まさに「ほんとうの自分」探しにつながる意義深いものと言えます。豊かな心の育ちに向けた充実した音楽教育・豊かな緑に囲まれた環境、笑顔のすてきな本園職員、音楽・体操・英語の専門講師との出会い、そして、様々な課外活動等、他との豊かなかかわりは、「よりよい自分」「よりよい友だちとのかかわり」への気付きにつながっていきます。
 何よりも、喜々として遊び、学び、新しい発見にドキドキワクワクする、そんな子どもたちの「輝くとき」を保障していくことのできる園でありたいと考えております。

 職員一同、保護者の皆様、地域の皆様とともに、子どもたちの大いなる輝きを求め、力を尽くしてまいりたいと思います。
 本年度も充実した幼稚園活動に向けて、保護者の皆様のご理解、ご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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